プリ処理(メッシュ作成)と解析

ここでは、形状モデルを受けて、メッシュの作成、解析準備までは、まず検討します。


ソリッドモデル

Advetureプロジェクトの例題 PantheonのCADファイル(IGS)から、GiDで四面体要素メッシュを作成してみました。約43万要素、10万節点です。カードパンチの時代には不可能と思われるメッシュモデルです。

今の時代にも、建築モデルをこのようにソリッド要素で解くことはほとんどありませんが、やろうと思えば可能です。

(左図のモデルのIGESデータはAdventureプロジェクトのホームページからダウンロードしました)

有限要素法のソリッド要素により解析するのであれば、CADソフトで作成したモデルをACIS, PARASOLIDなどのCAD形式で出力し、メッシュ作成ソフトでメッシュ作成が比較的簡単にできます。このとき、建物は様々な寸法の部材から構成されているので、六面体要素でメッシュを作成するのは大変困難です。


梁・板要素モデル

3次元形状モデルから、梁・板要素を作成するのは、少し厄介です。ソリッド形状モデルから作成するには、ソリッドの壁の中心面を作成したり、柱、梁を線材に置換する必要があります。

 REVITの解析モデルは、柱、梁を線材で、壁、床を面材でモデル化されています。しかし、このモデルとメッシャー(メッシュ作成ソフト)を橋渡しするデータの書式がありません。

 AUTODESK社のREVIT → ROBOTを使えば、それが可能らしいので、どう可能なのかを後にレポートしたいと思います。