ホームページを始めた時には、建築用3次元CADという用語を使っていたのですが、昨今ではBIMがすっかり普及してきました。
REVIT, ARCHCAD が良く知られていますが、それ以外にもBIMの機能を備え、IFC書式データとのやり取りができるようなソフトがあります。
BIMソフトは、幾何学的な形状を、柱、梁、床、壁のように部材をパーツとして区別します。たとえば、柱には、形状、位置の他に材料特性(力学的、テクスチャなど)の情報が含まれます。これらの部材同士を幾何学形状として、幾何学演算もできます。
これらのでもREVITは、パーツとして形状だけでなく、構造計算に用いる骨組みのような線材モデルを裏で持つことができます。柱であれば、上端-下端の中心を点として、それを結んだ線を解析梁要素として内部に持つというようなことです。このデータから骨組み解析のデータを作成することが可能です。
また、これらの多くのソフトがAPI(マクロ)を提供していて、作業内容をプログラミングすることが出来ます。(2021/6)
建築関係で著名な3次元CADではRhinocerosというソフトが普及していますが、このソフトはデザイン形状をGrassphopperというVisula programmingで作成することができます。現在、このRhinocerosとARCHICADやREVITとの連携が急速に進んでいるようです。
Visual programmingは、様々な機能を持った箱(ノード)を接続することでプログラミングします。
このノードプログラミングが、最近任天堂のスイッチのプログラミングソフトで採用されています。(2021/6)
建物を立体のままにモデル化することを3次元モデリングとも呼んでいます。
3次元モデルは、形状モデル(Geometry)の作成から始めます。
建物は、柱、梁、壁、床などの部材から構成されますが、これらをモデリングするCADソフトとして、建築分野ではMicrostation, REVIT, ArchCAD などのソフトがよく使われています。
CADソフトは形状を線、面、立体で表します。それらを使って、柱などの部材の形状を作れますが、多くのCADソフトには部材としての認識(利用)はありませんでした。しかし、最近はBIM (Building Information Management) という分野が発達し、部材、部品としての属性を持たせることができるようになってきました。梁の体積、床の面積などの集計も容易にできるようになってきています。これらのソフトをBIMソフトと呼んでいいと思いますが、そのうちAUTODESKのRevitは、様々な属性を持たせることが可能です。
(2019)
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